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日本人がデザインしたルノー・スポールR.S. 01 [モータースポーツ]

ルノー・スポールが新しいレーシングカーを発表しました。ルノー・スポールR.S. 01です。車名は1977年に投入した最初のF1マシン「RS01」への「トリビュート(賞賛)」だそう。

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2015年からワールド・シリーズ・バイ・ルノーと併催する形で「ルノー・スポール・トロフィー」を開催。そのシリーズにR.S. 01を使用します。

「プロ」と「アマ」を対象に20チームの枠を用意しており、プロのベストドライバーは日本のSUPER GT(ニスモ)のデベロップメントプログラムに参加する権利が得られます。アマのチャンピオンは2016年のル・マン24時間でLMP2をドライブする権利が与えられます。

ルノー・スポール・トロフィーを踏み台に、DTMやELMS、SUPER GT、WECに巣立っていくことを想定しているよう。マシンのパフォーマンスはGT3とDTMの間くらいだそうですので、GT400(?)といったところでしょうか。

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ルノーの量産車と同様、R.S. 01のエクステリアデザインはコーポレートデザイン担当副社長、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏の監修を受けていますが、初期デザインは日本人案が採用されました。16名が参加した社内コンペの結果、グヤンクールのエクステリアデザインスタジオに勤務する日本人デザイナー、シミズアキオ氏の案が選ばれています。

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フォーミュラ・ルノー3.5をベンチマークとした空力性能との整合性を取りながら、最終案が決定されたそう。300km/h時に発生するダウンフォース量は1.7t。

車両ミッドに搭載するエンジンは3.8L・V6ツインターボで、日産GT-R由来。これをドライサンプ化して積んでいます。

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■主要スペック
シャシー:ダラーラ製カーボンモノコック+スチール製ロールケージ
安全性:FIA LMP1基準(モノコックの前後にクラッシュボックスを装着)
フロア:ステップド・フラットボトム
エンジン:ニスモ製3.8L・V6ツインターボ
エンジン搭載位置:車両ミッドに縦置き
最高出力:500hp以上
最大トルク:600Nm以上
最高回転数:6800rpm
エレクトロニックマネージメント:ペクテルSQ6M(トラクションコントロール付き)
データ収集&表示:コスワースICD Pro
ギヤボックス:Sadevシーケンシャル7速
ギヤボックス制御:XAPセミオートマチック/ステアリングパドル
クラッチ:ZFレースエンジニアリング(ロングライフ/アンチストール機能付き)
サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン/プッシュロッド
ダンパー:オーリンズ2ウェイ調整式
ブレーキ:PFC 380mmカーボンディスク、6ピストン、ボッシュ製ABS搭載
ステアリング:油圧パワーアシスト
ホイール:センターロック式
タイヤ:ミシュラン、フロント30/68R18、リヤ31/71R18
全長×全幅×全高:4710×2000×1116mm
ホイールベース:2744mm
燃料タンク容量:150L
車重:1100kg以下

イメージ動画↓



実車を見て見たいですね。

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