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ザウバーF1のテレメトリー動画 [F1]

ザウバーは動画の制作に力を入れていますね。そのひとつ、「テレメトリー」をテーマにした回を見てみましょう。2014年型のC33がフェラーリのお膝元、フィオラノサーキットを走った際のテレメトリーデータを引き合いに出し、解説してくれています。



たくさんあるデータのごく一部、エンジン回転数、車速、ギヤポジション、クラッチ(の断接)、車輪速、ダンパーストローク、ステアリング舵角、スロットル開度、ブレーキ圧などを表示しています。

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(クリックで拡大、以下同)

一番上の白いラインを見ていると、エンジンが始動したタイミングがわかりますね。ジャッキが外されたタイミングでは、各輪のダンパーが一気に縮んでいます。

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アップシフト側はクラッチを切っておらず、シームレスな変速を行っていることが、テレメトリーデータからわかります。一方、ダウンシフト時はクラッチを切っています(丸囲み)。

そのアップシフト時ですが、低速段側では車輪速がごにょごにょと乱れており、ホイールスピンしていることを示しています。

ステアリングを右に切り込んでいるときは、右フロントと右リヤのダンパーが伸び、左フロントと左リヤが縮んでいることを示しています。

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左右の伸び縮みがきれいに逆転していますね。

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車速が高まるにつれ、リヤのダンパーが縮んでいきます。一方、フロントのダンパーストロークに変化はありません。

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アイドリング回転数は3000rpmくらいですね。ステアリング上のディスプレイは他に、水温(走行前86℃→走行後98℃)、油温(走行前80℃→走行後100℃)などを表示しています。

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ところで動画中のフェラーリ製エンジン(1.6L・V6直噴ターボ)、ふだんテレビ放送で聞くよりいい音しているような……。

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東洋シート〜西川ゴム工業 [クルマ]

広島空港を利用しての広島入りは初めてでした。出発ロビー階にはアクセラが展示してあり、マツダのふるさとであることを意識させてくれます。

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取材が午後からなら新幹線を利用したでしょうが、午前1件、午後1件のスケジュールだったので、飛行機の利用となったわけです。で、1件目は東洋シート。

社名が示すように自動車用シートの開発・製造を主に手がけていますが、訪問の目的はオープンカー用ソフトトップに関する取材でした。

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聞けば、FC3S型RX-7カブリオレ(1987年)のソフトトップを手がけたのも東洋シートだったそう。東京・晴海で広報車をお借りし、勝どき橋を渡った日のことを懐かしく思い出しました(古っ)。

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思わず「へぇ、そうだったんですかぁ」と言いたくなる話を数々うかがい、2件目の訪問先に移動します。話の内容は『Motor Fan illustrated Vol.95 オープンカー・エンジニアリング』(8月16日発売予定)で掲載予定(以下同。それにしてもタイトな取材スケジュール)。

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途中、向洋のマツダ広島本社/本社工場近くを通りました。

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2件目は西川ゴム工業です。ここではオープンカー向けのウェザーストリップ(ルーフやドアなどから雨や風の侵入を防ぐゴム/樹脂部品)の話を中心にうかがいました。

本社屋からクルマで10〜15分ほど移動した場所に、シャワーブースがあります。

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ここでは1時間あたりの最大雨量4800ミリを再現可能。50ミリ、4800ミリ、2100ミリの順にテストを再現してもらいましたが、4800ミリだと視界はほぼゼロですね。そんな雨でも室内に侵入させてはいけません。

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競合他社製品も含めていろんな種類を見せていただきましたが、西川ゴム工業製が引く手あまた、なのはうなずけます。

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アンデルセンとマツダがコラボしたクッキー缶 [クルマ]

2件目の取材先が広島アンデルセンに近かった(3〜4km)ので、取材終了後に寄り道しました。「マツダ・ロードスター25周年を記念して、マツダと広島アンデルセンがコラボクッキー缶新発売!!」の知らせを目にしたのが8月1日。その3日後に現地を訪れる機会が巡ってくるなんて、なんてラッキーなのでしょう。

マツダのリリース↓
http://www.mazda.com/jp/publicity/release/2014/201408/140801a.pdf

2014年2月末に訪れた際の広島アンデルセン外観。昨日は豪雨ときどき稲光&雷鳴という状況だったので、撮影断念(というより、余裕ありませんでした)。

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3月3日のエントリー↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2014-03-03

びしょ濡れになりながらも店内に入ってみると、専用コーナーが目に入りました。「お、力入っているじゃないか」というのが第一印象。

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商品名は「HAPPY DRIVE STORY」。喉が鳴ります(結局のころお菓子好き)。

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落ち着いたところでよく見ると、缶の上にメッセージがありますね。「本日分の販売は終了」とあります。ショックでかいとはこのことですね。「何のために広島来たんだよ」と思わないこともありませんでしたが、よくよく考えてみなくても仕事で来たのです(と、自分をなぐさめてみる)。

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黙ってはいられなかったので振り返り、ショーケースの内側にいる売り子さんに話かけてみました。

「売り切れちゃったんですね」
「そうなんです。今日は11時半になくなってしまいました」
「そんなに早く?」
「はい。明日の午前中に来ていただければ、明日の分が残っていると思います」
「明日は無理ですね。今日東京から出て、もう帰るところなんで」
「そうなんですかぁ。それはすみませぇ〜〜〜ん」
「いやぁ残念です」
「あのぉ、広電のクッキーならまだありますけど」
「は?」
「広島電鉄の」
「いや、意味はわかりますけど……」

通信販売でも扱っているようですが、「注文が集中」しているため、販売を一時停止しているようですね。

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BMW M4 DTMのサーマルイメージ [モータースポーツ]

連日暑いので、暑さついでにBMW M4 DTMのサーマル画像を見てみましょう。「車両のどのエリアが何度に達するかを知ることは、パフォーマンスを最大限引き出すうえで重要」とBMWは説明しています。

ピットストップの様子です。カーボンブレーキは最大800℃、タイヤウォーマーにくるまれたタイヤは、ピットストップでの装着時に80〜100℃の範囲に暖まっているそう。

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フロントバンパーの奥で赤くなっているのはラジエター。

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ボンネットフード後方とフロントガラス、サイドガラスの温度が高いことがわかります。ラジエターを通過し、熱交換をした熱気が吹きつけているからですね。ずいぶん熱の影響があることが伝わってきます。

排気管の出口がリヤフェンダーの前方にあるので、ここも赤くなっています。

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丸囲みしたエリアが温度の高いところ。

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空気の流れはこんなふう。こちらは、赤いエリアは圧力が高いことを意味します。

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ピットストップの様子を追った動画です。排気の吹き出しがおもしろい。



こちらは、走行後の車両がガレージに戻ってきたときの様子。ドアがまず、熱を持っています。

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SUPER GTのようにエアコンを装備していないので、コクピットの温度は最大60℃に達するそう。サイドシルに排気管が通っているため、エライ状態になっていますね。

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ドライバーの体はいい具合(?)に温まっています。お気の毒です。

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