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超真空高圧アルミダイキャスト製造のBOCAR [クルマ]

BOCARご存じでしょうか。「ボカール」と読みます。

超真空高圧アルミダイキャストや重力鋳造、プラスチック射出成形部品の専門企業で、本社はメキシコにあります。

BOCARの「BO」はスペイン語のBomba(ポンプ)に由来。「CAR」はCarburetor(キャブレター)です。

1958年の創業当時、燃料ポンプやキャブレターを製造していたことに由来します。

そのBOCARのエンジニアリングについて、取材させていただきました。記事は『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.168 (モーターファン別冊)』に掲載されています。

2014年にデビューした現行メルセデス・ベンツCクラス(W205)を題材に、主に超真空高圧ダイキャストについて話をうかがっています。

下の写真はCクラスのフロントショックタワー。従来はスチールの5部品で構成されていましたが、アルミ1部品に統合。片側3.1kgで、従来品に対し1.4kg(31%)軽量化しています。

IMG_5276.jpg

Cクラスはスチールからアルミへの材料置換で71.4kgの軽量化を達成していますが、そのうち13.2kgはボカールの部品。

すべて構造部材です。

グリーンの部分がアルミ(BOCAR以外の供給部品も含む)。なかなか高い比率なのがわかると思います。

c-class.jpg

前掲のショックタワーには「AlSi9MgMn」の文字が記してありあます。

IMG_5288.jpg

「Al」はアルミニウム、「Si9」はシリコン9%、「Mg」はマグネシウム、「Mn」はマンガンです。

なぜ、アルミにシリコンやマグネシウム、マンガンを混ぜているのかについては、誌面でご確認ください。

MFi168_Bocar.jpg

超真空高圧アルミダイキャスト構造部材の車体剛性への寄与について話をうかがい、Cクラスへの興味が再燃しております。



https://www.facebook.com/serakota/

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