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ホンダRA620Hの「熊製メッキ」 [F1]

発売中の『AUTOSPORT (オートスポーツ) 2020年 9/4号 [雑誌]』では『ホンダF1 PU誕生秘話』と題した記事が掲載されています。

タイトルは「“熊製メッキ”の威力」。

せっかくの「秘話」なので詳細は誌面でご確認いただくとして、どの部位の話なのかについてお知らせしておきます。

2020年のF1シーズンに投入しているRA620Hは外も中も公開されておりませんので(当然ですね)、2.4L・V8自然吸気エンジン時代、2008年のホンダRA808Eをサンプルに使用したいと思います。

P1180474.jpg

RA808Eを含む、ホンダ第3期F1エンジンの詳細については、『F1のテクノロジー 3 モーターファン・イラストレーテッド特別編集 (モーターファン別冊)』でまとめています。

で、熊製メッキですが、シリンダーのメッキのことです(矢印の部分)。

P1180478.jpg

角度を変えて見てみましょう。

RA620Hは、ここに新しい技術を投入したということです。

P1180530.jpg

エンジンの開発が進んで燃焼圧が高くなると(パワーが上がると)、シリンダーへの攻撃性が高まって(丸囲み部分の)傷みが激しくなるので、強い力に耐えられるような強いメッキを開発したというわけです。

それが、熊製メッキです。

P1180601.jpg

ネーミングがいいですね。

由来と効果については誌面でご確認ください。



https://www.facebook.com/serakota/

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