【ニューウェイ本】1992年F1モナコGPでマンセルがタイヤ交換した理由 [F1]
フジテレビNEXTで1992年のF1モナコGPを視聴した方向けのお知らせです(結果がわかっていても終盤、手に汗握りますね)。
『エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』では、270ページ(CHAPTER 36)にモナコGPに関する記述があります。
ナイジェル・マンセルがタイヤ交換を行った、詳細な理由も。
「残り10周で片方のリアホイールのナットが緩んだ……」
「(スタート前)メカニックがホイールを取り付けたときに……」
「とても多くの小さくてつまらないことが、躓きの原因になり得る……」と記しています。詳細は本書でご確認ください(お手持ちの方は、読み返してみてください)。
そんな、「そうだったんだ!」というエピソードが満載です。
もちろん、ニューウェイが関わったマシンの設計に関するエピソードがメインですが。
いまチェックしたら、Amazonでは在庫切れのようですね……(2020年5月25日現在)
https://www.facebook.com/serakota/
『エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』では、270ページ(CHAPTER 36)にモナコGPに関する記述があります。
ナイジェル・マンセルがタイヤ交換を行った、詳細な理由も。
「残り10周で片方のリアホイールのナットが緩んだ……」
「(スタート前)メカニックがホイールを取り付けたときに……」
「とても多くの小さくてつまらないことが、躓きの原因になり得る……」と記しています。詳細は本書でご確認ください(お手持ちの方は、読み返してみてください)。
そんな、「そうだったんだ!」というエピソードが満載です。
もちろん、ニューウェイが関わったマシンの設計に関するエピソードがメインですが。
いまチェックしたら、Amazonでは在庫切れのようですね……(2020年5月25日現在)
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電子英語版「HOW TO BUILD~」読破計画1/3分、「FW14」の章に突入しました。なんとなく「FW14」区切りで、世良さん監修の邦訳版を手にとろうと思っていましたが、完走の目処もついたし、それなら単体の書籍、さらに原典との添削、比較として3倍楽しめる分量も増えるということで、読了を目指すことにしました。購入して手元においたら邦訳版は一夜で読破する自分がみえてしまうし、繰り返し繰り返しますが、それはあまりにもったいないからという言い訳で勘弁してください。
この章で「ついにきた」という単語があり、トンデモ経過報告することにしました。タミヤから'90年マシンとしてP・ヘッド謹製「ウィリアムズFW13B(パトレーゼ優勝のR3サン・マリノ仕様)」そしてニューウェイ師(G・ブルナー名義か、原典でも2つの光明の一つとして経緯を含めて文面をさかれていたのは当然でありつつ嬉しかった)謹製「レイトンハウスCG901B(R7フランスGP仕様)」がリリースされており、その後すぐ「FW14を製作したい上級者はCG901BとFW13Bをニコイチにする」セオリーが確立しました。模型誌に掲載さた完成品が展示されていた模型店に通う度にそのスキルにほれぼれしつつ、なぜFW14(B,15C,16)を製品化しないんだと歯がみしていた記憶。おもしろいのは、あくまでベースは「CG901B」!
Vシェイプモノコック(航空機模型のような中央分割化の一作目)、コクピット開口部、サンドポンツーン、あるいはFウィング(CG881の章からノーズとウィングの接着がまんまグランドエフェクトの再現だと再認識)や翼端版、ディフューザーetc母体はレイトンが定説で、FW13Bから流用できるのはスポンサーステッカー程度とすら。もちろんプロポーションモデルです。
さらにおもしろくて当時すごかったのは、まさにニューウェイ師はウィリアムズ内外に「一発屋」ではないことを証明するために必須で、そして本当の素体であるP・ヘッド、ウィリアムズを垣間見せる「FW13B後期型」ともいえる裏の裏をとるようなピンポイントな車体まで、模型誌でフィーチャーされ製作されていた事実です(ニコイチ14よりも先かも)。原典でもハンガリーGP(ブーツェン優勝はともかく)と明記され、作例もまさに同一GP仕様の再現だったはず。こういう誌面展開をディレクションしていた名物エディター氏から専門誌よりも強く影響をうけたのもむべなるかなと今。
という前振りだけでまた…、まだ本書を手に取る前の3月に設定した「製図板」をはさむ二つの点、一つは某サイトに邦訳が掲載された公式サイトのMattYouson氏のコラム「The insider’s guide to… Technical Directors」(初掲載は1月ですが邦訳が初見)。そして、当時、これも同氏発信だと思いますが、裏流行語ともいえる単語の存在、「DAS」や「ペンシルノーズ」「ウィングカー」「ハイノーズ」etcといった飛び道具と同一線上に並べられて、かつ空力屋さんの神秘性を一言で”シロウトが簡単に語れる”魔法の単語『3次曲面(曲線)=three-dimensional shape』、そりゃ意識・躊躇する間もなく(CAD/CAMという”一般流行語”の背景も)定着したわけだと、30年越しの今年3月に再認識したのを始点に。暇なんすね、きっと。そんなんだから、買いそびれて、プレミアがついてあわてています。
'20シーズン開幕直前目前のあわただしい中、今さらすみません。開幕にどれだけのタマがでるか楽しみにしています。
蛇足:今年刊行のムックはもちろん、シリーズ自体に頑固な「クロヒス」世代はさりげないプレッシャーと期待をかけつづけていますよ(謎)世良さんが関わる予定はあるのでしょうか?
by H2B (2020-06-27 17:47)
当時、そういう流れがあったのですね。深いです……。
by 世良耕太 (2020-06-28 00:04)