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ゴードン・マレーのT.50はレーシングポイントと組んで空力開発 [クルマ]

2019年6月にゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)から「アナログ・スーパーカーの頂点」たるT.50が発表された際は、サイドビューのスケッチのみが公開されました。

12月10日には、3Dレンダリングが公開されました。いわゆる、リヤ7:3のアングルです。

T.50-rear-three-quarter.jpg

リヤ中央にある直径400mmのファンが目立ちますね。

コスワース製の4.0L・V12自然吸気エンジンは、48Vのインテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)を組み合わせられることが、新たに発表されました。ということは、48Vシステム用のDC-DCコンバーターやバッテリーも搭載するのでしょう。980kgの車重に変更はありません。

6月発表時のエントリーはこちら↓

ゴードン・マレーが設計した「T.50」スーパーカー
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2019-06-05

6種類のエアロモードを用意することも発表されました。

オートモード:デフォルト

ブレーキングモード:ファンが高速回転してダウンフォースのレベルを高め、制動距離を短縮。モード切り替えを行わずとも、自動的に作動。

ハイダウンフォースモード:ダウンフォースを30%増加。

ストリームラインモード:アンダーボディのダクトを閉じてドラッグを10%削減。

Vmaxモード:ストリームラインモードに加え、ISGの30hpを付加。ラム圧を活用することで総合出力は700hpに(通常時のエンジン最高出力は650hp)。

テストモード:静止した状態で、エアロシステムの機能をデモンストレートするモード。

T.50-aerodynamics-diagram.jpg
(クリックで拡大)

空力開発にあたっては、レーシングポイント・フォーミュラワンチームとパートナーを組むことが発表されました。

設備(風洞)の協力を仰ぐだけでなく、空力エンジニアから、F1の空力開発で培った専門知識の提供を受けることになります。開発に用いる風洞モデルの縮尺は40%だそう。

T.50 Section through the diffuser - Fan ON.jpg

デリバリー開始は2022年1月を予定。2020年5月には、グローバルデビューが予定されています。

楽しみです。

https://www.facebook.com/serakota/

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