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2021年F1レギュレーションの狙い(を少し) [F1]

2021年のF1の「カタチ」が発表になりましたね。目に見えるカタチのイメージ(レンダリング)はこんなふうです。

F1 2021
F1 2021 LAUNCH RENDERING (2).jpg

2019年のF1はこんなふう。

F1 2019(Red Bull RB15)
RB15.jpg

ピレリが供給するタイヤは13インチから18インチになります。モノコックからノーズ先端への流れがスムーズになっているのが目を引きます。バージボードは廃止。

ボディワーク変更の狙いは、ウェイク(乱流)を減らして後続車への影響を少なくすること。バージボードの廃止もウェイク削減策の一環。

レギュレーション変更のコンセプトはこちらの動画で説明しています↓



現在はウェイクが激しすぎるため、後続車はダウンフォースを大きく失ってしまい、先行車に近づくことができず、追い越しの機会を奪っているとルール統括側は分析しています。

F1_2021_1.jpg

新しいレギュレーションで開発した車両はウェイクの発生が少なくなるので、後続車は先行車に容易に近づくことができると説明しています。

赤い車両の後方にウェイクの影響を受けていない空洞(黒い部分)が見えています。

F1_2021_2.jpg

チームが独自に開発を始めたら狙いどおりにいかないことはルール統括側も予想はついていて、狙いが機能するよう継続的に監視していく模様。

2021年のF1マシンは、フロアでダウンフォースの大部分を発生させる、グラウンドエフェクトカーになります。フロアの前から後ろまで、ざっくりえぐれていますね。

F1 2021 LAUNCH RENDERING (9).jpg

フロントタイヤの上を一部カバーしているL字状のパーツも、ウェイクの発生を抑える役割を受け持っています。

動画では、ホイール・ウェイク・コントロール・デバイスと呼んでいます。

F1_2021_3.jpg

フロントウイング内側のティップ(先端)は、ボルテックス(縦渦)ジェネレーターとして機能していますが、2021年からは縦渦が生成できないよう、ノーズに刺さった構成になります(丸囲み部分)。

これも、ウェイク低減策の一環。

F1 2021 LAUNCH RENDERING (7).jpg

2021年シーズンに向けては、これまでのテクニカルレギュレーションやスポーティングレギュレーション(これも、大幅に変更)に加え、ファイナンシャルレギュレーションが適用されます。

コストキャップが導入されることになるわけですが、上限は年間1億7500万ドル(約190億円)。この額は車両開発に関してのみで、ドライバーのサラリーなどは含みません。

そんなに使っていないチームもあれば、もっと使っているチームもあります(たくさん使ったからといって、速くなるとは限りませんが、使わなければ速くはならないことは数字が証明)。上限を設けることで上と下の開発費の差が縮まるのは間違いなく、それによって性能差が縮まることを期待しての適用です。

F1_2021_4.jpg

変更点はたくさんあるので、今回はこんなところで。

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