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カム式LSDの作動原理 [モータースポーツ]

『Motor Fan illustrated』(三栄)では『RACING CARエンジニアの流儀』(TEXT:永嶋勉)を連載しています。ここ数号は回転差感応型のオリフィスLSDを取り上げています。

オリフィスLSDの作動原理↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2019-09-16

10月15日発売の『MOTOR FAN iustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.157 (モーターファン別冊)』では、オリフィスLSDの進化形である「ハイブリッドLSD」の話をしています。

MFi157_Engineer_LAP18.jpg

回転差感応型とトルク感応型の特性を合わせ持ったハイブリッドLSDの開発にあたっては、メカニカル部をコンパクトにする必要がありました。そこで、シュアトラックの製品名で呼ばれていたカム式LSD(トルク感応型カム式差動制限装置)を選択しています(詳しい経緯はMFi Vol.157をご参照ください)。

これがその、カム式LSDです。オリフィスLSDと同様、ユニバンスにご協力いただきました。

ハイブリッドLSDはカム式LSDとオリフィスLSDを一体化させています(詳細は11月15日発売のMFi Vol.158で掲載予定)。

IMG_0774.jpg

カム式LSDの要である、カムフォロワーとフェイスカム部を見ます。

IMG_0763.jpg

部品単体だとこんなふう。

IMG_0867.jpg

開発・製造元のユニバンスには、カムフォロワーとフェイスカムの動きがわかるように工夫した装置が保管してありました。

IMG_0781.jpg

二次元で説明する素材もあります(動きをお見せできないのが残念)。

IMG_0792.jpg
IMG_0796.jpg

いくら写真で見ても、どう動くのか想像しづらいと思います。

動画でご確認ください。



おもしろい動き方しますね。しかしこの仕組み、よく考えたものです。



https://www.facebook.com/serakota/

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