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サーキット専用車のフォードGT Mk IIが登場 [クルマ]

WECやIMSAに参戦するフォードGTの開発・製造元であるマルチマチック(Multimatic)は、7月4日に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、「エキサイティングなスーパーカーを発表する」と事前に告知していました。

「ひょっとしてWECの2020-2021年シーズンから導入されるハイパーカークラスの参戦ベース車両?」と期待しましたが、違いました(ま、参戦できなくもありませんが)。

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フォードGT Mk IIと名づけられたこの車両は、LMGTE車両のフォードGTをベースとしています。フォード・パフォーマンスとマルチマチックが共同で開発。45台の限定生産で、価格は120万ドル(日本円で約1億3000万円)。

サーキット走行専用(track-only)車両です。

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ベース車両のフォードGTは、WECやIMSAのテクニカルレギュレーションに縛られていますが、それらの縛りを解き放ったのがMk II(マーク・ツー)。

3.5L・V6直噴ツインターボエンジンを搭載することに変わりはありませんが、吸気リストリクターを取り外すことによってポテンシャルを解き放ち、ベース車両プラス200馬力の700馬力を発生。

ポルシェは、919ハイブリッドからレギュレーションの縛りを解いて「Evo」を製作しましたが、あれと同じアプローチです(狙いは異なりますが)。

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サーキット走行専用車両にすることで、衝突安全など、各国の法規制に対応する必要はありません。

フロントのスプリッターやダイブプレーン(カナード)の仕様変更、フロントフェンダーへのルーバーの追加などで、ダウンフォースは4倍(!)に増えているそう。

トランスミッションはロードゴーイングバージョンと同じ7速DCT。サーキット専用車両なので、ロードゴーイングバージョンが搭載していたライドハイト調節機構は搭載していません。

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ルーフにマウントするエアインテークが大きくなっているのが、顕著な相違点。エアインテークを大きくしたのは、クラッチやトランスミッションのクーリングを強化するためだそう。リヤウイングも大きくなっています。

リヤフェンダーに設置する空冷インタークーラーには、冷却性能を強化するため、ウォータースプレー機能が追加されています。

Ford GT(WEC)
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Ford GT Mk II
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販売はマルチマチックが行います。

詳細はこちら↓
https://www.ford.com/performance/gt/mkii/

https://www.facebook.com/serakota/

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