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アルファロメオ・ジュリエッタ1.6D(バレンシアのレンタカー) [クルマ]

「何が出てくるか」はレンタカーを借りる際の楽しみのひとつです。バレンシア空港に到着し、レンタカー(ハーツ)のカウンターにたどり着いたのは、深夜の12時を過ぎていました(10月16日)。

出てきたのはアルファロメオのジュリエッタです(1.6Lディーゼル)。悪くありません。ところが……

「オートマチックだけどいいわよね」と係の人は言うではありませんか。
「マニュアルトランスミッションはないんですか? 楽しみにしていたんですけど」と返すと、「ごめんなんさい。いまからではもう用意できないわ。こんな時間だし」と言われてしまいました。まあ、仕方ありません。

「2番にとめてあるからね」の声を背に、レンタカー専用の駐車スペースに向かいます。道を挟んで反対側とはいえ、駐車場まで100m。ハーツの駐車スペースまでさらに100mほど歩きます。

で、探せども探せどもないんです。2番が。ジュリアなら顔やお尻を見かければわかるんで何度も見渡したのですが、いません。ウルトラマンの変身ポーズよろしく頭上にリモコンキーを掲げて解錠ボタンを押してみたのですが、変身できないどころか(当然ですが)、何の反応もありません。

もしかして、ヨソのレンタカー会社のスペースに止めてあるのかと、周囲も歩いてみたのですが(この間ずっと、スーツケースを引きずっています)、見あたりません。

そもそも駐車スペースにある一番若い番号が18で、おかしい。致し方なく、駐車スペースの写真を撮って(下の写真)、ターミナルビルのカウンターに戻りました(重たいスーツケースを引きずって)。

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これこれこういう状況で「2番の駐車スペースが見あたらないんだけど」と伝えると、店じまいに取りかかろうとしていた係の人が言いました。

「あ、2番はね、(写真を指さし)こっち側に事務所があるんだけど、その裏に隠れてるから」

それ最初に言ってよぉ〜〜〜ということで、たっぷり1時間はロスしました。

IMG_0396.jpg

ありました。壁と通路の向こうは44番で、その向こうは43番。規則性がない(涙)。

空港の近く(約5km)にあるホテルを予約したのですが、すぐたどり着けるわけもなく、街灯のない真っ暗闇の道路を行ったり来たりし、チェックインしたのは深夜2時を過ぎていました。羽田空港を飛び立って何時間?(計算する気ない)

「コーヒーでも飲むか?」と言ってくれたヒゲの濃いホテルの人を好きになるところでした。

2ペダルのジュリエッタは走行7万8000kmの年季の入った個体で、「あ、ダンパーが抜けているって、きっとこういうことを言うんだろうな」という乗り心地でした。大きな入力があると、衝撃は尻を突き抜けて脳天にきます。

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高速道路はまだしも、一般道は危険です。クルマではなくて路面が。路面に細心の注意を払っていないと、不意に大きな穴ぼこに遭遇します。ダンパーが抜けてなくても一大事です。夜など、「なんでいきなり対向車線にはみ出してくるんだよぉ」と驚いてみたところ、近づいてみたら大きな穴ぼこがあったという状況が複数回ありました。

IMG_8581.jpg

滞在中、約15km離れたサーキットとホテルを往復しただけでした。近いはずの市街地や地中海は見ておりません(涙)。

3ペダルを楽しみにしていたものの、2ペダルだからといってジュリエッタが退屈かといえばそんなことはなく、フラットな道路を淡々と走る高速道路のクルージングは快適でした。ディーゼルは力があっていいですね。

IMG_8584.jpg

エンジンルームもなかなか年季が入ってますな。

http://www.facebook.com/serakota

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