ダウンフォースが3分の1減る2018年のDTM [モータースポーツ]
BMWは伝統のBMW Mカラー、すなわち、白地にライトブルーとダークブルー、レッドを組み合わせたカラーリングをDTMで復活させます。過去に2度タイトルを獲得しているマルコ・ウィットマンが、MカラーのBMW M4 DTMをドライブします。
BMW伝統のカラーリングは、デイトナ24時間で実戦デビューを果たしたBMW M8 GTEにつづいての採用です。
DTMはドライバーの技量の差がもっと出るようにする狙いで、2018年シーズン(5月5日のホッケンハイム戦で開幕)に向けてテクニカルレギュレーションを変更しました。
まず、ダウンフォースを3分の1減らして車両の動きを不安定にします。サイドチャンネルはシンプルになっており(1)、サイドフェンスは廃止されています(2)。リヤタイヤの後ろに並んでいた「エアロフリック」も廃止されました(3)。
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フロントのエアロフリック(カナード)は2枚から1枚に減らされ、サイズは小さくなっています(1)。レギュレーションの変更に合わせてフロントスカート(スプリッター)をアジャストしたそう(2)。
変更点は空力だけでなく、サスペンションにも及んでいます。2018年はサードエレメント(ピッチ制御ユニット)が廃止されました(3)。この結果、ブレーキング時のノーズダイブが大きくなり、その結果、空力特性も大きく変化します。
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リヤはディテールが変更されています。空力的な感度はあまり高くないと聞きますが、「オープン」だったリヤフェンダー後端は「クローズド」になっています(1)。2017年仕様はリヤフェンダー後端アーチ部分に凝った処理を施していましたが、2018年仕様はシンプルになっています。
ダウンフォースが減ると同時にドラッグも減ることになるので、トップスピードは伸びることが予想されています(2)。
ドライバー込みの最低重量は2017年比で10kg削減され、1115kgになりました。
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ダウンフォースが減ったことでドライバーは2017年までより早くブレーキを踏む必要があり、コーナー立ち上がりでアクセルペダルを踏むタイミングは遅くなると、ルール統括側は予想しています。その間、ドライバーの仕事が増え、それがパフォーマンスの差につながると見込んでいるわけです。
上記のような変更でダウンフォースが3分の1も減るってことは、裏を返せばそれだけ効いていたってことですねぇ……。
http://www.facebook.com/serakota
BMW伝統のカラーリングは、デイトナ24時間で実戦デビューを果たしたBMW M8 GTEにつづいての採用です。
DTMはドライバーの技量の差がもっと出るようにする狙いで、2018年シーズン(5月5日のホッケンハイム戦で開幕)に向けてテクニカルレギュレーションを変更しました。
まず、ダウンフォースを3分の1減らして車両の動きを不安定にします。サイドチャンネルはシンプルになっており(1)、サイドフェンスは廃止されています(2)。リヤタイヤの後ろに並んでいた「エアロフリック」も廃止されました(3)。
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フロントのエアロフリック(カナード)は2枚から1枚に減らされ、サイズは小さくなっています(1)。レギュレーションの変更に合わせてフロントスカート(スプリッター)をアジャストしたそう(2)。
変更点は空力だけでなく、サスペンションにも及んでいます。2018年はサードエレメント(ピッチ制御ユニット)が廃止されました(3)。この結果、ブレーキング時のノーズダイブが大きくなり、その結果、空力特性も大きく変化します。
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リヤはディテールが変更されています。空力的な感度はあまり高くないと聞きますが、「オープン」だったリヤフェンダー後端は「クローズド」になっています(1)。2017年仕様はリヤフェンダー後端アーチ部分に凝った処理を施していましたが、2018年仕様はシンプルになっています。
ダウンフォースが減ると同時にドラッグも減ることになるので、トップスピードは伸びることが予想されています(2)。
ドライバー込みの最低重量は2017年比で10kg削減され、1115kgになりました。
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ダウンフォースが減ったことでドライバーは2017年までより早くブレーキを踏む必要があり、コーナー立ち上がりでアクセルペダルを踏むタイミングは遅くなると、ルール統括側は予想しています。その間、ドライバーの仕事が増え、それがパフォーマンスの差につながると見込んでいるわけです。
上記のような変更でダウンフォースが3分の1も減るってことは、裏を返せばそれだけ効いていたってことですねぇ……。
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