【人テク2017】フォーミュラEに供給するロームのSiCパワーデバイス [モータースポーツ]
『人とくるまのテクノロジー展2017』のつづきです。レース車両に供給している現役技術の展示としては、ロームのSiCパワーデバイスが唯一だったでしょうか(見逃し御免、です)。
ローム(ROHM)はヴェンチュリ・フォーミュラEと3年間のテクノロジー・パートナーシップ契約を締結。2016/2017年のシーズン3から、ヴェンチュリのフォーミュラE参戦車両向けに、SiCパワーデバイスを供給しています。
SiC(シリコンカーバイド:炭化ケイ素)技術を用いたパワーデバイスは、モーターに供給する電力を制御するインバーターに用いられ、小型・軽量化、高効率化に寄与しています。
シーズン2はマクラーレン・エレクトロニック・システムズ(MES)製のインバーターを搭載していました。シーズン3はこれをベースにSi-FRDを、より高耐圧で低損失のSiC-SBDに置き換えています。
この結果、体積30%減、重量2kg減を実現しています。
2017/2018年のシーズン4では、IGBTをSiC-MOSFETに置き換えることで、さらなる損失低減と小型化を図る予定。
展示してあったローム製SiCのラインアップです。
低損失のパワーデバイスが電動車両でどのように役立つのか。
詳しくはこちら↓
シーズン4のインバーター、どれだけ小さく(軽く)なるのでしょうか。楽しみです。
http://www.facebook.com/serakota
ローム(ROHM)はヴェンチュリ・フォーミュラEと3年間のテクノロジー・パートナーシップ契約を締結。2016/2017年のシーズン3から、ヴェンチュリのフォーミュラE参戦車両向けに、SiCパワーデバイスを供給しています。
SiC(シリコンカーバイド:炭化ケイ素)技術を用いたパワーデバイスは、モーターに供給する電力を制御するインバーターに用いられ、小型・軽量化、高効率化に寄与しています。
シーズン2はマクラーレン・エレクトロニック・システムズ(MES)製のインバーターを搭載していました。シーズン3はこれをベースにSi-FRDを、より高耐圧で低損失のSiC-SBDに置き換えています。
この結果、体積30%減、重量2kg減を実現しています。
2017/2018年のシーズン4では、IGBTをSiC-MOSFETに置き換えることで、さらなる損失低減と小型化を図る予定。
展示してあったローム製SiCのラインアップです。
低損失のパワーデバイスが電動車両でどのように役立つのか。
詳しくはこちら↓
シーズン4のインバーター、どれだけ小さく(軽く)なるのでしょうか。楽しみです。
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