【WEC】2017年LMP1の空力規定 [モータースポーツ]
2017年のWEC LMP1カテゴリーに対しては、ダウンフォースを減らす方向で空力に関する規定が変更されました。1周13.629kmのル・マンで、ラップタイムを4秒遅くするのが狙いです。
フロントはスプリッター(フロントアンダーパネル)と呼ぶアイテムの位置を、2016年までより高くするよう求められています。スプリッターは地面に近い方がダウンフォースを発生させやすいので、地面から離すような規定になったわけです。
ポルシェ919ハイブリッドの写真で示している数字は、地面からの距離ではなくリファレンスプレーン(実質的にフロア)からの距離です。
(クリックで拡大)
リヤはディフューザーのサイズが縮小されています(カッコ内は2016年規定との比較)。
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ディフューザーは間口が狭くなっているだけでなく、跳ね上げの起点が2016年までより500mmも後方になり、ボリュームが約50%小さくなっています(下の画像は、フロアを裏返しにして見た様子。赤い部分がディフューザー)。効果は激減しているはずです。
2016
2017
2016年のル・マン24時間でポールポジションを獲得したのはポルシェ919ハイブリッドの2号車で、ラップタイムは3分19秒733でした。
WEC第2戦までの様子を見る限り、4秒ラップタイムが落ちることはなさそうです(スパでは16年より2秒近く速くなっていますし)。ル・マンでは空力開発(だけではありませんが)の進化ぶりに、驚く準備をしておいたほうがよさそう……。
http://www.facebook.com/serakota
フロントはスプリッター(フロントアンダーパネル)と呼ぶアイテムの位置を、2016年までより高くするよう求められています。スプリッターは地面に近い方がダウンフォースを発生させやすいので、地面から離すような規定になったわけです。
ポルシェ919ハイブリッドの写真で示している数字は、地面からの距離ではなくリファレンスプレーン(実質的にフロア)からの距離です。
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リヤはディフューザーのサイズが縮小されています(カッコ内は2016年規定との比較)。
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ディフューザーは間口が狭くなっているだけでなく、跳ね上げの起点が2016年までより500mmも後方になり、ボリュームが約50%小さくなっています(下の画像は、フロアを裏返しにして見た様子。赤い部分がディフューザー)。効果は激減しているはずです。
2016
2017
2016年のル・マン24時間でポールポジションを獲得したのはポルシェ919ハイブリッドの2号車で、ラップタイムは3分19秒733でした。
WEC第2戦までの様子を見る限り、4秒ラップタイムが落ちることはなさそうです(スパでは16年より2秒近く速くなっていますし)。ル・マンでは空力開発(だけではありませんが)の進化ぶりに、驚く準備をしておいたほうがよさそう……。
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