ポルシェ919ハイブリッド新旧比較・2017年版 [モータースポーツ]
3月31日の午後、イタリア・モンツア(Autodromo Nazionale Monza)でポルシェ919ハイブリッド(LMP1-H)の2017年仕様が発表されました。記念撮影は、横綱が大関以下を引き連れているような豪華なラインアップ。中央が919ハイブリッドです。
ポルシェ911 RSR(LMGTE Pro/右)とのツーショットもありました。
新旧比較・2016年版はこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2016-03-29
では、2016年仕様と見比べてみましょう。2016年のWEC開幕戦シルバーストンまでは、2015年仕様と同じ4眼LEDのヘッドライトでした。
Porsche 919 Hybrid_2016 Launch Ver.
2016年第2戦スパから新型ヘッドライトを投入。
Porsche 919 Hybrid_2016 New Headlights
2017年仕様も複眼LEDのヘッドライトを受け継いでいますが、フロントホイールアーチがワイドになった影響で(ドラッグ=空気抵抗減に効果があるそう)表情がずいぶん違って見えます。
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
プロローグ(WEC合同テスト)に持ち込まれたロードラッグ仕様はヘッドライトハウジングの処理が異なります。公式写真の車両に比べてヘッドライトハウジングが小さいようですし、ハウジング内部のライトユニット以外の部分がブラックアウトされているため、目の存在感が弱くなっています。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
サイドビューを見てみましょう。2017年仕様はフロントオーバーハング(スプリッター)が長くなっている?
Porsche 919 Hybrid_2016 Rd.3 Le Mans
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
リヤです。基本的なフォルムは受け継いでいるようです。2016年仕様までは上面がフラットでしたが、2017年仕様はフロントホイールアーチとモノコックがつながっていません。トヨタTS050ハイブリッドと同じで、規則変更によって失ったダウンフォースを取り戻すための策。
Porsche 919 Hybrid_2016 Prologue
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
2017年仕様は、アンダーカットの大きなサイドポッドが目を引きます。アンダーカットが大きいため、前端の開口部は極端に小さくなっています。上面に不自然なこぶ(チームプリンシパルのアンドレアス・ザイドルが表現するところの「バンプ」)が確認できます(矢印)。これは、サイドポッド内部に収める熱交換器等の都合ではなく、空力的な理由。バンプがあることで、リヤの効率が高くなるのだそう。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
ポルシェが公開した写真の仕様はプロローグに持ち込まれた仕様とは形状・構成が異なります。
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
公式写真の仕様は開口部が上下2段になっており、上面はフラットです。
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
一方、プロローグに持ち込まれたロードラッグ仕様はアンダーカットが大きくて開口部は極薄。かつ、バンプ付き。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
リヤビューミラーがフロントホイールアーチに埋め込まれているのもポルシェ919ハイブリッド2017年仕様の特徴(矢印)。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
そのリヤビューミラー、左右で位置が異なります。ドライバーの着座位置は左。視認性を考えてのことでしょう。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
http://www.facebook.com/serakota
ポルシェ911 RSR(LMGTE Pro/右)とのツーショットもありました。
新旧比較・2016年版はこちら↓
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では、2016年仕様と見比べてみましょう。2016年のWEC開幕戦シルバーストンまでは、2015年仕様と同じ4眼LEDのヘッドライトでした。
Porsche 919 Hybrid_2016 Launch Ver.
2016年第2戦スパから新型ヘッドライトを投入。
Porsche 919 Hybrid_2016 New Headlights
2017年仕様も複眼LEDのヘッドライトを受け継いでいますが、フロントホイールアーチがワイドになった影響で(ドラッグ=空気抵抗減に効果があるそう)表情がずいぶん違って見えます。
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
プロローグ(WEC合同テスト)に持ち込まれたロードラッグ仕様はヘッドライトハウジングの処理が異なります。公式写真の車両に比べてヘッドライトハウジングが小さいようですし、ハウジング内部のライトユニット以外の部分がブラックアウトされているため、目の存在感が弱くなっています。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
サイドビューを見てみましょう。2017年仕様はフロントオーバーハング(スプリッター)が長くなっている?
Porsche 919 Hybrid_2016 Rd.3 Le Mans
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
リヤです。基本的なフォルムは受け継いでいるようです。2016年仕様までは上面がフラットでしたが、2017年仕様はフロントホイールアーチとモノコックがつながっていません。トヨタTS050ハイブリッドと同じで、規則変更によって失ったダウンフォースを取り戻すための策。
Porsche 919 Hybrid_2016 Prologue
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
2017年仕様は、アンダーカットの大きなサイドポッドが目を引きます。アンダーカットが大きいため、前端の開口部は極端に小さくなっています。上面に不自然なこぶ(チームプリンシパルのアンドレアス・ザイドルが表現するところの「バンプ」)が確認できます(矢印)。これは、サイドポッド内部に収める熱交換器等の都合ではなく、空力的な理由。バンプがあることで、リヤの効率が高くなるのだそう。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
ポルシェが公開した写真の仕様はプロローグに持ち込まれた仕様とは形状・構成が異なります。
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
公式写真の仕様は開口部が上下2段になっており、上面はフラットです。
Porsche 919 Hybrid_2017 Official Photo
一方、プロローグに持ち込まれたロードラッグ仕様はアンダーカットが大きくて開口部は極薄。かつ、バンプ付き。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
リヤビューミラーがフロントホイールアーチに埋め込まれているのもポルシェ919ハイブリッド2017年仕様の特徴(矢印)。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
そのリヤビューミラー、左右で位置が異なります。ドライバーの着座位置は左。視認性を考えてのことでしょう。
Porsche 919 Hybrid_2017 Prologue
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