【F1】Honda F1のエネルギー回生&デプロイのマネージメント判明 [F1]
ホンダが貴重なデータを提供してくれました。10月7日(金)発売のauto sport(オートスポーツ)2016年 10/21号(No.1441)に掲載されています。
第9戦オーストリアGPの1周のうち、MGU-K、MGU-H、それぞれどこで回生(発電)し、どこでデプロイ(エネルギー放出)したのかを示した実データを提供いただきました。ほぼそのまま掲載しています。
F1のパワーユニットはMGU-Hで回生した電気をダイレクトにMGU-Kに送っている状況があるなどと伝わっていましたが、そんなことは行っておりません。いったん、バッテリーに蓄えています。
と思えば、「パーシャル回生」なる用語も出てきます。何のことでしょう。詳細は本誌でお確かめください。予選と決勝では、MGU-KとMGU-Hの使い方がまるで異なります。
答えは言いませんが、どちらか一方は、F1エンジンのピストン冠面(一部)です。世界初公開。
エンジンの出力とMGU-Hの回生、どっちを優先するの? という課題を取り上げています。ジレンマがあるのですね。
http://www.facebook.com/serakota
第9戦オーストリアGPの1周のうち、MGU-K、MGU-H、それぞれどこで回生(発電)し、どこでデプロイ(エネルギー放出)したのかを示した実データを提供いただきました。ほぼそのまま掲載しています。
F1のパワーユニットはMGU-Hで回生した電気をダイレクトにMGU-Kに送っている状況があるなどと伝わっていましたが、そんなことは行っておりません。いったん、バッテリーに蓄えています。
と思えば、「パーシャル回生」なる用語も出てきます。何のことでしょう。詳細は本誌でお確かめください。予選と決勝では、MGU-KとMGU-Hの使い方がまるで異なります。
答えは言いませんが、どちらか一方は、F1エンジンのピストン冠面(一部)です。世界初公開。
エンジンの出力とMGU-Hの回生、どっちを優先するの? という課題を取り上げています。ジレンマがあるのですね。
http://www.facebook.com/serakota
雑誌オートスポーツの10/21号(No.1441)を拝読させていただきました。
オーストリアGPでのホンダの実データのページは本当に興味深かったです!
そこで記事には書かれていなかったことで質問がございます。
T8の立ち上がりだけはアクセル全開でも、MGU-Kの出力は弱出力にさせていると書かれていました。(次のロングストレートでフル出力できるようにとも書かれています。)
特定の区間だけアクセル全開でも出力を弱出力にさせられる方法はどんな方法が考えられますか?
GPSか何かで今走っている場所を特定し、ECUで弱出力にするよう制御しているのですか?
また、デプロイ切れというのは完全にESが空の状態で起きるのですか?
それともESに多少はエネルギーが残った状態でデプロイが切れるように設定しているのですか?
by TAKU (2016-11-22 04:16)
どのような手段で自車位置を特定しているかは明らかではありませんが、何らかの手段で自車位置を特定(例えば、コントロールラインを通過する度にリセットし、距離で自車位置を特定)し、区間ごとに最適な制御を行っています。WECでも同じです。
デプロイ切れに関しても確かなことは言えませんが、SOCが完全にゼロということはなく、ESの寿命に影響を与えない程度のマージンを残したうえでの「空」という解釈だと思います。
by 世良耕太 (2016-11-23 00:36)
お返事いただきありがとうございます。
距離で自車位置を特定しているという考えはなかったので、すごく新鮮な気持ちです。
WECではすでにそういう制御を行っているんですね。
WECでそうならF1もこの方法の可能性が高そうです。
デプロイ切れに関してもSOCが完全にゼロという事ではないだろうとのことで、その点も知ることが出来て良かったです。
お忙しいなか、教えていただきありがとうございました。
by お名前(必須) (2016-11-23 01:00)