フォーミュラE：「何これ？」なセレブリティレース車両

フォーミュラEのシーズン2第4戦ブエノスアイレスのメディアセンターでモニター画面を眺めていたら、何やら奇っ怪な乗り物がコースを走り始めました。スマートとは言いがたいプロポーションが目を引きます。フォーミュラEのマシンにあてはめてみると、バッテリーから後ろを切り落としたよう。



セレブリティレースでした。フォーミュラEを見慣れた目からすると、ものすごくのんびりした動きに見えました。でも、「ペダルカーなら仕方ないか」と思ったのでした。「あの姿勢じゃ漕ぎにくいだろうに」とも。



パドックの外を歩いていたら、セレブリティレースカーを保管しているテントがありました。




ノーズにはブエノスアイレス出身のF1ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオの肖像画とロゴがあしらってあります。



すかさず足元を覗き込んでみましたが、あるはずのペダルがありません。



足元を覗き込む前に気づくべきだったのですが、Λ形のハンドルにバッテリー残量を示すメーターがありました。つまり、電動車両だったのですね。スケールはだいぶ異なりますが、フォーミュラEと同類というわけです。



電動車両だとわかってみると、仕組みが気になります。車輪は自転車用を転用しているのでしょうか。ブレーキは前輪にのみ備わっています（レバーはハンドルの左）。



シートの下がバッテリー搭載場所になっているようでしたが、すでに取り外されていました。右側に円盤状のモーター（チェーン駆動）、左側にコントローラーが見えます。



バッテリーです。



電動車両を利用したセレブリティレースは、アルゼンチンの家電ブランド「SIAM」から派生した「SIAM Mobility」のスポンサードにより実現した企画でした。SIAM Mobilityは電動バイクを手がけています。



eVILLAGEにブースを設けていました。フォーミュラEを利用して電動バイクをPRする狙いですね。



フォーミュラE現地情報はこちらでも紹介↓
http://as-web.jp/blog/serakota/list.php