マツダの「人馬一体」な清酒

「MAZDA ROADSTER」のロゴがある箱です。ハムでも入っているのか？ と思わせるに十分なサイズと重量感（答えはタイトルに入っていますが）。



開けてみると、300ml入りの清酒が並んでいます（残念ながら非売品）。ラベルに「人馬一体」の文字。



オリジナルはこちら。マツダの車両開発本部に掲げてあった書です。従業員の筆によるものだそう。達者な方がいるものです。

「人馬一体」は、1989年に発売された初代ロードスター（NA）から、2015年にデビューした4代目ロードスター（ND）まで受け継がれているコンセプトで、「ドライバーがクルマのポテンシャルをフルに引き出しながら、自分の体の一部のように意図通り動かしている感覚」を意味します。

乗ればわかります。まさしく実際そのとおりで、相当に気持ちいい。



ラベルをよく見ると、左のボトルには「2015」、右のボトルにいは「1989」と印字してあります。どちらも島崎酒造（栃木県那須烏山市）の「洞窟低温熟成 大吟醸」で、西暦は熟成開始年を示しています。

「島崎酒造」や「洞窟低温熟成」についてはこちら↓
http://www.azumarikishi.co.jp/index.shtml



唐突ですが、左は1989年の自動車雑誌（強烈に懐かしい）。右はその2015年版。



「人馬一体」の清酒に戻ります。

2015年版は「華やかな吟醸香となめらかな味わい」
1989年版は「深みとまろみを増した気品ある味わい」

だそう。1989年版は26年の歳月を感じさせる色味をしています。



味見を済ませていることもあり……。



飲まないでとっておくパターンかなぁ。洞窟から出てきてすぐお蔵入りか？

http://www.facebook.com/serakota