ピットレーンで見かけたフォース・インディアVJM08 [F1]
F1第14戦日本GPの木曜日にピットレーンを歩いていたら、車検の順番待ちをしているフォース・インディアVJM08に出くわしました。気になるのはやはり、貫通したノーズですよね。
近くで見ると、こんなふう。
裏から見ると、こんな感じ。断面規定と衝撃吸収規定は満たしつつ、大量の空気をクリーンな状態で後方に流したい、という意図でしょうか。
フロントウイングの裏も見てみます。複雑かつ凝った造形です。
フロントウイングを前から見ると、こんなふう。小さなフィンもしっかり翼断面していますね。矢印の先は赤外線タイヤ温度センサー。
フロントアップライトまわりは、ポッド型のブレーキダクトが車両内側に張り出したオーソドックスな造形。はやりは円盤状のパネルを心持ち浮かせ、タイヤとの間にできた隙間から空気を取り込むスタイル。
ロワーウィッシュボーンはカニの爪のようにごついです。モノコックから吊り下がる3連ターニングベーンは、これ自体でダウンフォースも発生させていそうです。
向きが異なるアーム類は、それぞれ空力的な役割が与えられていそうですね。
サイドポンツーンに立つフィンもしっかり翼断面。
Tトレイの先端コーナー部にも小さなフィンが3枚並んでいます。やることが非常に細かい。
リヤのアップライトの内側、フロア後端、リヤウイング翼端板とフロアが接するところ。それぞれ細かな処理がなされています。
凝り具合、年々(いや、ほぼ毎戦?)進んでいますし、製作精度も高くなっていますね。ひと昔前のように、上位チームの仕上がりに比べて中位以下は……というようなことはなくなってきました。
http://www.facebook.com/serakota
近くで見ると、こんなふう。
裏から見ると、こんな感じ。断面規定と衝撃吸収規定は満たしつつ、大量の空気をクリーンな状態で後方に流したい、という意図でしょうか。
フロントウイングの裏も見てみます。複雑かつ凝った造形です。
フロントウイングを前から見ると、こんなふう。小さなフィンもしっかり翼断面していますね。矢印の先は赤外線タイヤ温度センサー。
フロントアップライトまわりは、ポッド型のブレーキダクトが車両内側に張り出したオーソドックスな造形。はやりは円盤状のパネルを心持ち浮かせ、タイヤとの間にできた隙間から空気を取り込むスタイル。
ロワーウィッシュボーンはカニの爪のようにごついです。モノコックから吊り下がる3連ターニングベーンは、これ自体でダウンフォースも発生させていそうです。
向きが異なるアーム類は、それぞれ空力的な役割が与えられていそうですね。
サイドポンツーンに立つフィンもしっかり翼断面。
Tトレイの先端コーナー部にも小さなフィンが3枚並んでいます。やることが非常に細かい。
リヤのアップライトの内側、フロア後端、リヤウイング翼端板とフロアが接するところ。それぞれ細かな処理がなされています。
凝り具合、年々(いや、ほぼ毎戦?)進んでいますし、製作精度も高くなっていますね。ひと昔前のように、上位チームの仕上がりに比べて中位以下は……というようなことはなくなってきました。
http://www.facebook.com/serakota
2015-09-29 00:36
nice!(3)
コメント(2)
あくなき探求と言うところですね。
毎日が楽しそう。
自分の数少ない経験では空気の流れは温度でも変わっていそうで、上記の細かい努力は何度を想定しているのか聞きたい。
by taro-u (2015-09-29 22:49)
それぞれの形に込められた意図がわかると、見ている側ももっと楽しめそうですね。
by 世良耕太 (2015-09-30 14:42)