最高速はトップだがコーナーでは……なNISSAN GT-R LM NISMO [モータースポーツ]
ル・マン24時間の前哨戦ともいえる公式テストが本戦の舞台、サルトサーキット(13.629km)で5月31日に行われました。ボディワークのディテールも本戦仕様となっており(まだ、隠しているでしょうが)、見どころたっぷりです。
ポルシェ919ハイブリッド
アウディR18 e-tronクワトロ
トヨタTS040ハイブリッド
8時間のセッションでトップタイムを記録したのは、ポルシェ17号車で3分21秒621。すでに昨年のポールポジションタイム(3分21秒789/トヨタ7号車)を上回っています。アウディが競っており、トヨタが少し離され、ニッサンは本戦に向けてどこまで上げてくるか、というタイム。LMP2とLMGTEの(表はそれぞれ最速車両)ちょうど中間に位置しています。
公式テスト・プラクティス2(後半の4時間)/順位
(LMP1は各ワークスチームの最速、LMP2とLMGTEは各カテゴリーの最速車両。以下同)
ポルシェに30秒近く離されているにもかかわらず(ちなみに、プラクティス1では23号車が3分43秒383を記録しています)、最高速はNISSAN GT-R LM NISMOがトップ。
NISSAN GT-R LM NISMO
2014年のレースウィークを通じた最高速は、アウディ2号車とトヨタ8号車が記録した339.1km/hでした。ということを考えると、まだ伸びそうですね(当然、ラップタイムも縮まるでしょう)。
公式テスト・プラクティス2/最高速
高速コーナーのポルシェカーブにおける区間タイムを見てみましょう。
NISSAN GT-R LM NISMOはLMP2とLMGTEの間に戻っています。このことから、ストレートは速いけどコーナーは苦手とするキャラクターが浮かび上がってきます。
公式テスト・プラクティス2/ポルシェカーブ区間タイム
今度はフォードシケインの区間タイムを見てみましょう。NISSAN GT-R LM NISMOはシケインを大の苦手としていることがわかりますね。本戦に向けてマシンを温存するため(ダメージを回避するため)、縁石を回避する走り方をしていた可能性もありそうです。
LMP1もLMP2もLMGTEも、シケインの通過に関しては大差ないことがわかります。
公式テスト・プラクティス2/フォードシケイン区間タイム
約6kmの直線を2ヵ所のシケインで分断したセクター2の区間タイムを見てみましょう。NISSAN GT-R LM NISMOが競合を抑えて最高速を記録した区間ですが、区間タイムではLMP1の競合に対して約10秒の開きがあり(プラクティス1では23号車が1分23秒713を記録しており、約7秒差)、序列的にはやはりLMP2とLMGTEの間に位置しています。2ヵ所あるシケインの通過がとってももっさりしているのでしょうか。
公式テスト・プラクティス2/セクター2区間タイム
本戦では序列の逆転はあるのか、NISSAN GT-R LM NISMOがどこまで競合との差を詰めてくるか、に期待して待ちたいと思います。
http://www.facebook.com/serakota
ポルシェ919ハイブリッド
アウディR18 e-tronクワトロ
トヨタTS040ハイブリッド
8時間のセッションでトップタイムを記録したのは、ポルシェ17号車で3分21秒621。すでに昨年のポールポジションタイム(3分21秒789/トヨタ7号車)を上回っています。アウディが競っており、トヨタが少し離され、ニッサンは本戦に向けてどこまで上げてくるか、というタイム。LMP2とLMGTEの(表はそれぞれ最速車両)ちょうど中間に位置しています。
公式テスト・プラクティス2(後半の4時間)/順位
(LMP1は各ワークスチームの最速、LMP2とLMGTEは各カテゴリーの最速車両。以下同)
ポルシェに30秒近く離されているにもかかわらず(ちなみに、プラクティス1では23号車が3分43秒383を記録しています)、最高速はNISSAN GT-R LM NISMOがトップ。
NISSAN GT-R LM NISMO
2014年のレースウィークを通じた最高速は、アウディ2号車とトヨタ8号車が記録した339.1km/hでした。ということを考えると、まだ伸びそうですね(当然、ラップタイムも縮まるでしょう)。
公式テスト・プラクティス2/最高速
高速コーナーのポルシェカーブにおける区間タイムを見てみましょう。
NISSAN GT-R LM NISMOはLMP2とLMGTEの間に戻っています。このことから、ストレートは速いけどコーナーは苦手とするキャラクターが浮かび上がってきます。
公式テスト・プラクティス2/ポルシェカーブ区間タイム
今度はフォードシケインの区間タイムを見てみましょう。NISSAN GT-R LM NISMOはシケインを大の苦手としていることがわかりますね。本戦に向けてマシンを温存するため(ダメージを回避するため)、縁石を回避する走り方をしていた可能性もありそうです。
LMP1もLMP2もLMGTEも、シケインの通過に関しては大差ないことがわかります。
公式テスト・プラクティス2/フォードシケイン区間タイム
約6kmの直線を2ヵ所のシケインで分断したセクター2の区間タイムを見てみましょう。NISSAN GT-R LM NISMOが競合を抑えて最高速を記録した区間ですが、区間タイムではLMP1の競合に対して約10秒の開きがあり(プラクティス1では23号車が1分23秒713を記録しており、約7秒差)、序列的にはやはりLMP2とLMGTEの間に位置しています。2ヵ所あるシケインの通過がとってももっさりしているのでしょうか。
公式テスト・プラクティス2/セクター2区間タイム
本戦では序列の逆転はあるのか、NISSAN GT-R LM NISMOがどこまで競合との差を詰めてくるか、に期待して待ちたいと思います。
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