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アウディR18 e-tronクワトロのロードラッグ(ル・マン)仕様 [モータースポーツ]

アウディは例年どおり、ル・マンに的を絞ったロードラッグ仕様を出してきましたね。ウォッチャーとしては、ハイダウンフォース仕様と違っていれば違っているほど前のめりになります。

では、見ていきましょう。

アウディR18 e-tronクワトロ・ハイダウンフォース仕様
audi_r18_hdf.jpg
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アウディR18 e-tronクワトロ・ロードラッグ仕様
audi_r18_ldg.jpg
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対比させてみると、配色のパターンもずいぶん違うことがわかりますね。

アウディR18 e-tronクワトロ・ハイダウンフォース仕様
audi_r18_hdf_front.jpg
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アウディR18 e-tronクワトロ・ロードラッグ仕様
audi_r18_ldg_front.jpg
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ヘッドライトのグラフィックが変わっていますが(1)、ダクトの位置(2)変更(目的も違っていそう)にともなってのことでしょう。表情がずいぶん違います。フロントカウルがだいぶ後退している(3)のも目を引きますね。リヤフェンダーの義務づけ開口部は上面から側面(4)に変更。リヤウイングの角度は浅くなっています(5)。

リヤビューミラーがないのにお気づきかと思いますが、フロントフェンダーの6の位置に組み込まれています。

アウディR18 e-tronクワトロ・ハイダウンフォース仕様
audi_r18_hdf_side.jpg
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アウディR18 e-tronクワトロ・ロードラッグ仕様
audi_r18_ldg_side2.jpg
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フロントフェンダーの横断面はスクエアになっています(1)。ポルシェ919もそうですが、ボリュームを小さくした方ががドラッグ削減に利くというのは、思い込みにすぎないようですね。ホイールハウス後ろ側の処理(2)も異なっています。その後方にルーバー(3)。2枚だったカナードは1枚になっていますね(4)。

リヤフェンダーはハイトが高くなっているようです(5)。やはりボリュームは増す方向。6の位置はブレーキダクトでしょうか。リヤウイング翼端板は下部を切り欠いた形状(7)。リヤフェンダー後部の落ち込みは、ハイダウンフォース仕様に比べて大きくなっています(8)。9の位置にリヤビューミラー。

stelvio.jpg

フェンダーと一体化したミラーというと、どうしてもこのクルマを思い浮かべてしまいます。オーテック・ザガート・ステルビオ(Autech Zagato Stelvio)。1989年の作。あったなぁ……

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西川材

こんばんは。詳しい解説有難うございます。
HPD ARX-04bも当初はフェンダー内にミラーを仕込んでいましたよね。ミラーはおろか車両そのものが一旦お蔵入りしてしまいましたけど……。

R18のミラーもARXと同様視界は良くなさそうに思えるのですが最上位クラスを戦うマシンではあまり関係ないのでしょうか。車内にはバッグビューモニターもありますし。
by 西川材 (2015-05-01 00:52) 

世良耕太

ARX-04bの件は、つくづく残念です。
ご指摘のとおり、デジタルリヤビューミラーがあるので、実体のあるミラーは「カタチだけ=規則を満たすだけ」なのかもしれませんね。
by 世良耕太 (2015-05-01 00:58) 

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