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2015年のトヨタLMP1はレイズ製ホイールを装着(?) [モータースポーツ]

東京オートサロン2015に行ってきました。10日土曜日も行きます。ほとんどの時間を国際会議場で過ごしますが……。

そのワケはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2015-01-07

この先しばらくはオートサロン関連の情報がつづきますが、今回、一番の収穫は間違いなくこちら。

DSCN5099.JPG

レイズ(RAYS)製のホイールです。「2015 Le MANS CHALLENGE」と書いてありますが、備え付けの写真から察するに、トヨタのLMP1-H向けに開発している模様。というか、「TMG」って書いてあるし……。

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2014年までのトヨタLMP1カーはO.Z製のホイールを装着していました。2014年版は空力へのこだわりが増したのでしょう。2013年までに比べてディスク面積(各スポークのフィン状に処理した部分)が広くなっています。

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斜めから見ると、よくわかりますね。空力性能を満足させたうえで、重くならないよう肉抜きがしてあります。ちなみに、ホイール単体の最低重量は前後とも7.5kg。

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レイズ製のプロトタイプもやはり肉抜きがしてあります。マグネシウム合金鍛造製。

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写真はリヤ。サイズは前後とも13J×18インチ。リム径&リム幅は同じですが、要求性能は異なるので前後専用設計です。「ホイールセンターから150〜400mmの範囲は50%以上の開口面積を確保しなければいけない」とする規則が、2015年のテクニカルレギュレーションに追加されました。

DSCN5095.JPG

F1と違って低偏平のタイヤを履くこともあり、リヤのねじり剛性(キャンバースティフネス)がキモのよう。その剛性の確保にインナーリム(矢印の陰に隠れた部分)の形状が利いてくるそう。なかなかごつい(肉厚)です。

DSCN5121.jpg

「TMGからの要求は厳しい」と開発に携わってらっしゃる方は言う一方、「F1の13インチより18インチの方が、技術屋としては相当楽しい。奥の深さを感じます」とも話してくれました。

実車装着状態はどんなふうになるのか、待ち遠しいですね。

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