ロータスがテストしたピレリのF1用18インチタイヤ [F1]
第9戦イギリスGP後にシルバーストンで行われた合同テストで、ロータスはピレリが用意した18インチタイヤを装着して走行しました(テスト2日目午前中のみ)。18インチサイズのタイヤを装着するとどう見えるのか。13インチタイヤと比較した場合にフィーリングや荷重データなどはどう異なるのか、をラフにチェックするのがテストの目的だったようです。
「18インチ」とはホイールの外径、タイヤでいうと内径を指します。18インチタイヤの幅はフロント245mm、リヤ325mmで13インチサイズと同じですが、外径は30mm大きいそう(というこは690mm?)。
重量は13インチサイズと同等ですが(外径は大きいがサイドウォールは薄いので)、ホイールと合わせた総重量は4kg重たいそう。18インチ版のサイドウォールは明らかに薄いですが、低いハイトの割にショルダーはラウンドさせているのがわかります。
18インチタイヤの13インチに対するアドバンテージは、サイドウォールが硬いので、タイヤ全体の剛性を確保しやすい。内圧をコンスタントに保てる。量産高性能タイヤと似た形状なので、技術のやりとりがしやすい。という点にあると、ピレリは説明しています。
18インチタイヤ装着車
13インチタイヤ装着車
18インチタイヤ装着車
13インチタイヤ装着車
テストドライバーを務めたシャルル・ピックは「空力に大きな影響を与えた」とコメントしていますが、18インチタイヤに合わせて空力を最適化しているわけではないので、当然でしょう。プロファイル(前面視した際の断面形状)は異なりますし、接地面形状も、タイヤのたわみ方も違うでしょうから。
13インチタイヤの場合は路面からの入力に対するダンピング(減衰)の多くをタイヤに依存していましたが、18インチになるとそうはいかなくなります。サスペンションをサスペンションとしてきちんと機能させなければならなくなるでしょう。そのあたりも含めて、今後の動きに注目ですね。
http://www.facebook.com/serakota
「18インチ」とはホイールの外径、タイヤでいうと内径を指します。18インチタイヤの幅はフロント245mm、リヤ325mmで13インチサイズと同じですが、外径は30mm大きいそう(というこは690mm?)。
重量は13インチサイズと同等ですが(外径は大きいがサイドウォールは薄いので)、ホイールと合わせた総重量は4kg重たいそう。18インチ版のサイドウォールは明らかに薄いですが、低いハイトの割にショルダーはラウンドさせているのがわかります。
18インチタイヤの13インチに対するアドバンテージは、サイドウォールが硬いので、タイヤ全体の剛性を確保しやすい。内圧をコンスタントに保てる。量産高性能タイヤと似た形状なので、技術のやりとりがしやすい。という点にあると、ピレリは説明しています。
18インチタイヤ装着車
13インチタイヤ装着車
18インチタイヤ装着車
13インチタイヤ装着車
テストドライバーを務めたシャルル・ピックは「空力に大きな影響を与えた」とコメントしていますが、18インチタイヤに合わせて空力を最適化しているわけではないので、当然でしょう。プロファイル(前面視した際の断面形状)は異なりますし、接地面形状も、タイヤのたわみ方も違うでしょうから。
13インチタイヤの場合は路面からの入力に対するダンピング(減衰)の多くをタイヤに依存していましたが、18インチになるとそうはいかなくなります。サスペンションをサスペンションとしてきちんと機能させなければならなくなるでしょう。そのあたりも含めて、今後の動きに注目ですね。
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2014-07-11 19:19
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コメント(2)
エアーボリュームが減少するので、内圧は高めのセットになりそうですね。
by urc (2014-07-13 02:20)
そうですね。現状はちょっと特殊ですからね。
by 世良耕太 (2014-07-13 18:04)