4輪回生なトヨタTS040ハイブリッド(プレビュー) [モータースポーツ]
全貌を目にするのは3月下旬まで待つ必要がありそうですが、プレビュー(ちょい見せ)がありました。2014年のWEC(世界耐久選手権)に参戦するトヨタTS040ハイブリッドです。ポールリカールでテスト走行した際のシーン。
相変わらずノーズが細い、ことくらいはわかりますね。
ハイブリッドシステム上は大きな変更があって、前車軸にアイシン・エィ・ダブリュ製のモーター/ジェネレーターユニット(MGU)が加わり、4輪で回生/力行するようになります。
(クリックで拡大)
2012年に参戦したTS030ハイブリッドも4輪回生システムを積んだ状態で開発が進んでいましたが、定められた区間で放出できるエネルギー量が半減(1MJ→0.5MJ)されたのに加え、4輪回生も禁止になったので、やむなく諦め、後輪力行/回生システムに仕立て直したのでした。
2014年の規則変更にともなって4輪回生/力行システムの導入が可能になり、ようやく本来の姿になったというわけです。4輪回生/力行システムを積んで走るのは、2007年の十勝24時間(GT500ベースのスープラHV-Rで参戦)以来。このときのフロントモーターはインホイール型でした。アイシン・エィ・ダブリュはリヤのMGUを担当しています。
アイシン・エィ・ダブリュといえば自動変速機が思い浮かびますが(ナビシステムも手がけています)、モーターも自社開発・生産していますし、変速機構とモーターを組み合わせたハイブリッドトランスミッションも開発・生産しています。
つまり、トランスミッションとモーター(リクエストがあればインバーターも)をパッケージして開発できるのが強みであり、希有な存在。トヨタTS040ハイブリッドのフロントMGUにもその知見が生かされていると、期待しておきましょう。
(クラウン・ハイブリッドが積む2モーター式のハイブリッドトランスミッション。コンパクト!)
アイシン・エィ・ダブリュにすれば、十勝24時間の頃からレーシングMGUの開発に携わり、ようやくのル・マン参戦。存分に力を発揮していただきましょう。
http://www.facebook.com/serakota
相変わらずノーズが細い、ことくらいはわかりますね。
ハイブリッドシステム上は大きな変更があって、前車軸にアイシン・エィ・ダブリュ製のモーター/ジェネレーターユニット(MGU)が加わり、4輪で回生/力行するようになります。
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2012年に参戦したTS030ハイブリッドも4輪回生システムを積んだ状態で開発が進んでいましたが、定められた区間で放出できるエネルギー量が半減(1MJ→0.5MJ)されたのに加え、4輪回生も禁止になったので、やむなく諦め、後輪力行/回生システムに仕立て直したのでした。
2014年の規則変更にともなって4輪回生/力行システムの導入が可能になり、ようやく本来の姿になったというわけです。4輪回生/力行システムを積んで走るのは、2007年の十勝24時間(GT500ベースのスープラHV-Rで参戦)以来。このときのフロントモーターはインホイール型でした。アイシン・エィ・ダブリュはリヤのMGUを担当しています。
アイシン・エィ・ダブリュといえば自動変速機が思い浮かびますが(ナビシステムも手がけています)、モーターも自社開発・生産していますし、変速機構とモーターを組み合わせたハイブリッドトランスミッションも開発・生産しています。
つまり、トランスミッションとモーター(リクエストがあればインバーターも)をパッケージして開発できるのが強みであり、希有な存在。トヨタTS040ハイブリッドのフロントMGUにもその知見が生かされていると、期待しておきましょう。
(クラウン・ハイブリッドが積む2モーター式のハイブリッドトランスミッション。コンパクト!)
アイシン・エィ・ダブリュにすれば、十勝24時間の頃からレーシングMGUの開発に携わり、ようやくのル・マン参戦。存分に力を発揮していただきましょう。
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