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6000rpmでハンドブレーキな環境にさらされるZF製クラッチ@DTM [モータースポーツ]

DTM第8戦オッシャーズレーベン決勝レース、スタート直後の1コーナーです。このとき、全車共通パーツのひとつであるZF製クラッチは最大の山場を終え、ひと息ついているところでしょう。

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オッシャーズレーベンに向かう前の訪問地、フランクフルトモーターショーでのZFブースの目玉は9HP(横置き9速AT)でした。

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同じブースの一角に、ZFモータースポーツが手がけるモータスポーツ用パーツが展示。F1用クラッチに並んでDTM用クラッチも展示してありました。カーボン製インナーディスクの直径は140mm。DTMには2012年から供給しています(写真手前側はリリースレバー)。

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SUPER GTと違って、DTMはスタンディングスタートです。スタートの瞬間、ドライバーはエンジン回転数を6000rpmまで高めて半クラッチ状態にし、ハンドブレーキを用いてグリッドに留まります。6000rpmで半クラですから、クラッチにとっては過酷。1200℃まで達することもあるそう。

このときの信頼耐久性を確保するのが、DTM用クラッチの設計にとっても最も重要かつシビアな点だと、現地のエンジニアは説明してくれました。詳細はMotor Fan illustrated誌で報告します(冬を予定)。

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ちなみに、DTMとSUPER GTは2017年に統一規則を導入(DTMも2L・直4直噴ターボを採用。エンジンは2016年から)しますが、そのあたりはauto sport誌で報告の予定(と軽く告知)。

http://www.facebook.com/serakota

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