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アウディ/BMW/メルセデスのDTM3車見比べ [モータースポーツ]

わずか1回の取材で撮りたいところを撮りたいように撮るのは大変です(と言い訳)。わさわさしたスターティンググリッドでしゃがみこんでみたら、フロントアンダーパネルからサイドへの「抜け」が確認できました。

Audi
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床下の形状はスタンダード(3車共通)ですが、サイド(リファレンスプレーンの上方275mmを上限とし、これに前後フェンダーを組み合わせたデザインライン)の形状は自由。ここを工夫して抜けを良くすればフロントアンダーパネルの性能が向上する道理。と同時に、いわゆるサイドシル部分は、リヤに向かう流れを整える役割を担っていることでしょう。矢印の先に整流板が見えますね。

メーカーによってサイドの処理は大きく異なります。このあたりがDTM(と基本的には共通フォーマットの2014年SUPER GT GT500クラス)の見どころでしょうか。

Mercedes Benz
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BMW
DSC03308.JPG

リヤフェンダー後端の処理も三者三様です。すべて同じでも2対1に分類できてもよさそうなものですが、他と同じじゃイヤという心理が働くのでしょうか。

アウディはリヤバンパー後端に開口部を設けています。この開口部はリヤタイヤハウスとつながっています。ディフューザー下端の処理にも特徴があります。

Audi
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メルセデス・ベンツは大きな開口部が特徴。そのぶんバンパー後部の跳ね上げは弱くなっています。

Mercedes Benz
DSC02957.JPG

対照的に、BMWは全閉です。

BMW
DSC03019.JPG

アウディのリヤフェンダーはつるんとした形状ですが……。

Audi
DSC03009.JPG

メルセデス・ベンツのリヤフェンダー後部はオープンな構造。リヤバンパー後端にガーニーフラップを取り付けています。

Mercedes Benz
DSC03358.jpg

BMWは階段状になったフロントフェンダー後部の処理に特徴があります。空力的に何か意味ありそうですが、意味はない場合もあります。意味がない場合の狙いその1は、競合を惑わすこと。狙いその2は、「何だかわからないけど格好いい」とファンに思わせること。真相はどれでしょうか。

BMW
DSC03017.JPG

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