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『モータースポーツ技術と文化』- 2013 [モータースポーツ]

毎年ヒジョーに楽しみにしているシンポジウムです。今年で10回目(3月1日、工学院大学にて開催)。公益社団法人 自動車技術会のモータースポーツ部門委員会が企画しています。活動の主旨は「日本のモータースポーツを文化と技術の両面から一分野として確立したい」「モータースポーツの社会的認知の向上を図りたい」というもの。

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問答無用で応援したくなります。日本の各自動車メーカーやサプライヤーの協力があって、毎年、濃〜い内容の講演を聞くことができます。ホールには講演に関連した展示物があって、そちらも大いに魅力。

モータースポーツ(に限らず、ですが)は、競争のなかで技術を高めていく性質上、現在進行形のテーマを取り上げるのが難しい。それが企画サイドの悩みでした。少し前、あるいはだいぶ前に終わったプロジェクトの技術について取り上げるのが通例。

ところが今回は「最前線」がテーマです。モータースポーツ部門委員会の意気込みに、メーカーやチームが応えた格好。これからシーズンが始まってサーキットを走り始めるあのクルマの技術の中身を教えてくれました。

そのひとつが、ホンダの『WTCC Civic用エンジンの開発』。

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レース専用に開発した1.6L・直4直噴ターボ(HR-412E)です。直噴やターボの扱いに苦しんでいるようですが、苦しみながら得た知見がいずれ量産車(や他のカテゴリー)に生かされていくことでしょう。

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ほかにも、

『Mazda Motor Sports History』/マツダ
『トヨタ レース用ハイブリッドシステム開発』(WEC/GT300)/トヨタ
『日産VK45-LMP2エンジン開発』/ニスモ
『GT300プライベーター参戦記』/Studie AG
『2012年 YZR-M1開発 - 1000cc化で何が変わったか』/ヤマハ発動機
『対談 開発担当者が語る、次世代レーシングエンジンの胎動 -新規格2L直噴ターボエンジンは日本のレースを変えるか』/ニスモ+ホンダ+トヨタ

という講演/対談がありました。「あぁ、おもしろかった」というのが閉会直後の感想だったのですが、それで終わりとせず、多くの人とおもしろさを共有できるよう微力ながら準備を進めてまいります。

http://www.facebook.com/serakota

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