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VWゴルフVII [VWゴルフVI 1.2TSI]

7代目ゴルフが発表されました。早いですね。本国でゴルフVIが発表されたのは2008年なので、4年のインターバルです。4年で作り替えても新規プラットフォームや工法の導入で、中長期的に見れば会社に大きな利益をもたらすという判断なのでしょうか。ざっと資料に目を通したところ、エンドユーザーにとっても魅力的な仕様にはなっていますが……(写真はすべてVolkswagen)

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新旧の顔を見比べてみましょう(西暦は本国基準)。

VW Golf VII(2012〜)
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VW Golf VI(2008-2012)
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デザイナーが同一なせいか、スタイリングはゴルフVからVIほどの変化はなく、見た目が買い換え欲求を促すことはなさそう(な気がします)。

VW Golf VII(2012〜)
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VW Golf VI(2008-2012)
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原材料費が減ってメーカーだけがおいしい思いをするってことはVWに限ってないと思いますが、ゴルフVIとの対比で最大100kg軽くなった効果を、オーナーは燃費向上やきびきびした動きで享受することになるのでしょうか。気になります。ちなみに軽量化の内訳は、電装系6kg、エンジン40kg、駆動系26kg、車体(骨格に加え、ダッシュボードや前後シート、エアコンなど)37kg。

単純にこれを合計すると109kgになりますが、装備がアップグレードしているので、差し引き100kgになるのだそう。

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エンジンの搭載位置を逆転(ゴルフVIIは排気後ろ)したことなので、前車軸の位置が43mm前方に移動しました。前車軸を起点にすると、ドライバーはゴルフVIより43mm後方に座る格好になり、よって、プレミアムカーのような印象が強まった旨をメーカーは主張しています。

ゴルフVIとVIIのパッケージング図を重ね合わせてみると、フロントのオーバーハングはほとんど変わっていないことがわかります。Aピラーの角度はほぼ同じ。ホイールベースの延長分は後席レッグルームの拡大(+15mm)などに使っています。現状でも十分ですが、もっと広くなると。ラゲッジルームの容量も増えています。リヤゲート開口部下端の高さが17mm低くなったこと(665mm)、開口部の幅が47mm広くなったこと(1023mm)は実用面で朗報でしょう。これも現状苦にならない部分ではありますが。

全幅は13mm増えて1799mmになりました。実用上もう限界ですね。ただし、56mm長くなったにもかかわらず全長は4255mmで、このセグメントとしてはまだ短めな部類に入ります。

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室内はプレミアム度を増しています。従来はパサートなどの上位モデルが装備していた機能がゴルフに降りてきました。一例が電動パーキングブレーキ。エンジンの始動/停止はボタン式になります(矢印の先。自動で始動した方が無駄がない)。センターコンソールをドライバーに向けて傾けたのも、プレミアム感を強調した現れ。

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安全装備では、標準装備のマルチコリジョンブレーキが気になります。衝突事故に遭遇した際に自動的にブレーキをかける機能です。エアバッグセンサーがトリガー。最大減速Gが0.6Gを超えないよう、ESCユニットで減速度を制御します。完全停止はさせず、10km/hに落ちるまで作動。ドライバーがもっと高い減速Gを要求したり、アクセルペダルを踏み込んだ際は、そちらが優先されます。

ほかにもいろいろ安全性を高める機能が用意されています。実車が楽しみですね。

省略しましたが、エンジンに関する説明はこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2012-03-27

http://www.facebook.com/serakota

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