SSブログ

コンティネンタル・オートモーティブのESC [クルマ]

先週末はコンティネンタル・オートモーティブ浜北工場にお邪魔して、新世代ESC(Electronic Stability Control)であるMK100の製造工程を見せていただきました。MK(マーク)100は、MK60(2000年〜)の後継モデルで、MK60に比べて容積は40%、重量は20%低減しているそう。小さく、軽くなっただけでなく、音・振動は小さくなり、制御はより緻密にできるようになっているとか。

こちらはESC(4輪それぞれのブレーキ力を個別に制御し、車両挙動を安定方向に制御。ABS/TCSの機能も内包)の機能イメージ図。

esc.jpg
(画像:Continental Automotive)

こちらがMK60です。

DSCN4801.JPG

こちらがMK100。油圧を作り出すモーターがだいぶ小さくなっていることはわかるものの、並べて比べないと、よくわかりませんね。失敗、失敗。

DSCN4809.JPG

MK60はたまたま我が車のVWゴルフ1.2TSIについているので、確認してみました。バルクヘッド左側前方(丸囲み)についています。しかし、エンジンルームすかすか。

DSCN4871.jpg

近寄ってみるとこんな感じです。車室に近いので、確かに音・振動に対しては敏感にならざるをえないでしょうね。MK60でも実用上(もちろん、ESCとしての機能上も)気になる点を感じたことはありません。シートベルトやエアバッグと同様、全幅の信頼を置いています。次期ゴルフにはMK100が搭載されます。

DSCN4866.JPG

バルブブロック(左)と制御回路部(右)です。ABSの減圧/保持を行うのに8個のソレノイドバルブが必要。これにTCS/ESCの増圧を行う4個のソレノイドバルブを加えてバルブは12個。バルブブロック側に見えるのが可動型の鉄芯(バルブアッシー)、制御回路部側にあるのが電磁コイル。電磁コイルに電流を流すことで、鉄芯が高速で往復運動をします。

DSCN4860.JPG

バルブボディ内の液路を可視化した物体。精密な機械加工品であることがわかります。これ、ペーパーウェイトに良さそう(と言っている場合ではないか)。

DSCN4842.JPG

http://www.facebook.com/serakota


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント