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日産リーフ雪上試乗 [クルマ]

1泊2日で北海道に行き、その翌日は静岡市日帰りで(出かけようと思ったら雪積もっていて面食らいました)、原稿書きがはかどっていません(と、誰にともなく言い訳)。デスクワークを再開する前に、ご報告。

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旭川の北方、60kmほどに位置する士別の試験場で日産リーフを走らせました。気温はマイナス7〜8℃。路面は硬く締まった圧雪です。スラロームや定常円旋回、カントリー路で走らせましたが、よく走る。「電気自動車のくせに」という前提は無用。

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聞けば、1980年代終盤から90年代初頭にかけて、S13シルビアやらR32スカイラインやらP10プリメーラやらのサスペンションやら運動性能やらの開発に携わった複数のエンジニアが、リーフの開発に携わっていることが判明。だから、ということはないのかもしれませんが、妙に合点がいってしまいました。運転していて気持ちいい。

動きのしつけはとことんセーフティサイド。無理な動きを意図的に演じても、破綻することがありません。

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動力源が発生するトルクを車両姿勢制御に利用した場合、エンジンではその性質上、どうしてもラグが出ます。例えば4気筒エンジンの場合、1800rpm時に60回/秒の燃焼を行います。制御の介入を決めてから実際に介入するまでに、少なくとも60分の1秒待つ必要がある。一方、モーターは反応良く、1000分の1秒単位でトルクを増減させることが可能なので(実際には100分の1秒単位で制御)、より緻密な制御が可能。

緻密に制御すれば、よりナチュラルに仕立てられる。というわけでドライバーに制御の介入を意識させることなく、結果的にステアリング操作量を少なくするような仕掛けを施しています。操作量が少なければ、疲れが少ない。粋な「隠れ制御」です。

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とことんセーフティなリーフの走りにも感激しましたが、最新スタッドレスタイヤの実力にも驚きました。履いていたのはブリヂストン・ブリザックREVO GZ。路面が硬く締まった圧雪ということもあったのかもしれませんが、「これはまずいかな」と思うような強めのGが発生するような状況でも、ABSやESC(日産の呼称ではVDC)が介入することなく、タイヤの力でまるく収めてしまいます。恐るべし。

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