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電気自動車づくし [クルマ]

F1最終戦の興奮(と眠気)がさめやらぬまま、パシフィコ横浜にやってきました。EVS22(10月23日〜28日)を見学するためです。EVS22は「第22回国際電気自動車シンポジウム・展示会」を意味しますが、ハイブリッド車や燃料電池車(や、それに付随する要素技術など)も展示内容に含んでいます。

展示物だけでなく試乗車両もたくさんありました(多くは同乗。ステアリングを握れるのは日産X-TRAIL FCV05モデルなど、ごく一部)。下の写真は三菱ランサー・エボリューションMIEVです。20インチの大径ホイールを装着していますが、これほどまで大径なのは、内径にインホイールモーターを収めるためです。車内にいると、ちょっと昔の電車に乗ったときのような「ウィーン」という独特の音がします。

展示会場で目を引いたのはコレ。日産のブースに置いてあった「たま」です。1947年製です。1966年に日産自動車と合併したプリンス自動車工業の前身である「たま電気自動車」(後にたま自動車に社名変更。戦時中は立川飛行機)が作った電気自動車です。1949年には4ドアセダンの「たまセニア」が発売されますが、丸みを帯びたヒップの感じがいいんです。

配給統制で入手が困難なガソリンの代わりにバッテリーで走る、という発想で生まれた「たま」シリーズですが、ガソリンが出回るにつれ存在価値を失い、1950年に生産が打ち切られました。電気自動車=新しい、という概念を打ち砕いてくれますね。

(もう2年経ちますが)みなとみらい線が開通してパシフィコ横浜へのアクセスも格段に良くなりました。周囲の景色もどんどん変化します。早川邦彦によるみなとみらい駅はようやくこの目で確かめることができました。内藤廣による馬車道駅と伊東豊雄による元町・中華街駅は、次回の楽しみとしておくことにします(一体いつになるやら)。


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